スケートボードを始めてからオーリーができるようになると、いろいろなトリックにチャレンジしてみたくなります。ミニランプや回転系のトリック、スライド、グラインドといったカーブトリックなど、スケボーの楽しみ方はオーリができてからたくさんあります。
その中でもカーブトリックに焦点を合わせて、今回はBOXの作り方をざっくり書いていこうと思います。
初めまして。気になる情報発信局を運営している好太郎と申します。若い時と違って体力は落ちたけどお金に少し余裕ができたおじさんがスケートボードのパーツを色々試してみて、自分なりの感想を述べてみるコーナーです。
今回は少しだけ手を加えるだけで何年も使えるBOXの作り方を解説してきます。
スケボーのBOXとは?
スケートボードのBOXとは、グラインドやスライドを手軽にできるように作られた四角い箱の両端に鉄のアングル(コーピング)を取り付けたセクションのことを言います。
ストリートでは縁石や階段脇のレッジなどでグラインドやスライドトリックを行うのですが、マナーを守ってスケボーをするならBOXはスケーターにとって必要なアイテムともいえるかもしれません。
なければスケートパークに行けばいいのですが、手軽に楽しめることを考えると作ってみたくなりますよね。
BOXの材料をざっくりと
BOXの作り方はネットやYouTubeでたくさん紹介されていますので、ここではポイントをおさえた作り方を紹介していきます。
使う材料はご近所のホームセンターに行くとほとんど揃えることができます。万が一なくてもネットで購入することもできるので心配ないでしょう。
- 2×4材
- 30×40角材
- 12mmコンパネ
- アングル
- 内装ビス
有ったら便利な道具
- インパクトドライバー
- 丸のこ
- ノミ
- 皿切ドリル
BOXをスポットに持っていくときはどうしても車に積んでいくことになりますので、自分の車に積める寸法で作るのがいいでしょう。もしくはスポットで作れるなら大きさを気にせずにロングスパンのBOXを作ることが可能です。
BOXの寸法
BOXの土台
上の図のような木枠を3つ組んで用意しておきます。組み方は上板が横板の上になるように組むことで上からの衝撃に強くなります。4つの角をインパクトドライバーを使って内装ビスを打ち込むか、インパクトドライバーがなければ釘付けしましょう。
BOX枠組み方法
次に組んだ3つの枠を2×4材でつなげていきます。3つの枠の上下を結ぶように枠を組んでいけばBOXの枠組みはほぼ完成です。
次に天板の部分を補強していきます。
BOX天板部分の枠組み
BOXの天板部分は一番衝撃がかかる部分ですから極力骨材を増やすことで強度が増します。また、骨材を多く使うことで重量も増えますので、トリックをしても横にずれることがありません。
コンパネを天板と四方に打ち付ける
出来上がったBOXの骨組みにコンパネを打ち付けていくのですが、天板の部分だけ2枚張りにすることで強度が増します。1枚張りだとどうしても削れて穴が開きやすいので、それを防ぐためにコンパネを2枚貼り付けていきましょう。
穴が開いたとしても上の1枚だけ張り替えればいいだけなので、後々のことを考えれば経済的な負担も減ります。そして最後にアングルを取り付けていきます。
アングルをビスで止めていくのですが、そのままビスを打ち込んでいくとビス頭が引っかかってうまくグラインドやスライドができません。皿切ドリルというのがあれば、ビス頭をアングルの中に埋め込むことができるのでスムーズなグラインドが楽しめます。
使うビスもナベビスではなく、サラビスを使いましょう。
BOXテストラン
まとめ
今回はBOXの丈夫な作り方を記事にしてみましたが、道具があれば時間もかからずに楽に作ることができます。材料のカットはあらかじめ寸法を出しておけば、ホームセンターでカットしてくれますので、後はビスで打ちこんでいくだけで完成です。
今回穴あきのアングルを使用したのは、グラインドした時の音がすごくいいので穴あきを使用しています。フラットのアングルを使う場合は、コーキングで接着してあげることでビス止めは不要になります。
その分強度は落ちますが簡単に作ることができます。この記事が皆様のBOXを作るときのご参考になればとてもうれしいです。