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60歳でも組コーンをオーリーで飛ぶ!おじさんスケーターの挑戦と体づくりのリアル

アスファルトの上に倒れて重なった2つの赤いコーン。右上には『60才でも組みコーンを飛ぶ』という白いテキストが表示されている。

「スケートボードって若者の遊びでしょ?」

そんなふうに言われることもあります。

でも、58歳の私はいまも組コーンをオーリーで飛ぶことを目標に、スケボーライフを楽しんでいます。

55歳から始めたこのチャレンジ。

おかげさまで、56歳、57歳、そして58歳の現在もクリア。

あとは60歳でも飛べるように、体と心を整えるだけです。

この記事では、そんな私の取り組みや練習法、そして年齢に負けず続けるためのメンタル術をご紹介します。

「自分にもできるかも」と思ってもらえたら、うれしいです。

オーリーは若者だけの技じゃない。58歳からの挑戦

黄色の背景に黒文字で『オーリーは若者だけの技じゃない。58歳からの挑戦』と書かれたアイキャッチ画像

私の目標はシンプル。

「組コーン(=カラーコーンを2段重ねた高さ)をオーリーで飛ぶ」こと。

スケートを始めた頃は、まさか50代後半でこの技に挑戦するとは思っていませんでした。

でも、やってみたら意外と楽しい。そして体も心も若返った気がします。

55歳から毎年、「今年も飛べるか?」とドキドキしながら練習し、4年連続で成功中。60歳を目前にして、いまが一番調子いいかもしれません。

📹 動画で実際のオーリーをご覧ください

「これ、おじさんが飛んでるの?」と思ってもらえたら最高です。

故障持ちでも飛べる身体は作れる|毎朝1時間のケア習慣

おじさんがストレッチをしているイラスト。左側に『おじさんは体のメンテが必須』というオレンジ色の文字。背景はベージュとオレンジの2トーン。足元には倒れた赤いコーン。

実は私、膝と股関節を故障しているスケーターです。

そして58才になったとき、脊柱管狭窄症になってしまい今も痛みと付き合いながら滑っています。

でも、ある時から気づいたんです。

「メンテナンスさえしっかりやれば、まだまだ動ける」って。

それ以来、毎朝1時間を「ストレッチと筋トレ」に使っています。

私の毎朝ルーティン

オーリーが飛べる体」は一日にしてならず。

故障持ちの私でも動けるようになったのは、毎朝の地道なケアを続けてきたからです。

ここでは、私が日課にしている“朝1時間の体メンテ習慣”をご紹介します。

● 股関節ストレッチ:開脚・腸腰筋・内転筋の可動域を広げる

スケートは左右に踏み込む動作が多く、股関節が硬いとフォームが安定しません。

私は、開脚や脚の内側をじっくり伸ばすことで、しなやかな動きを保てるようにしています。

● 太もも前後のストレッチ:着地時の衝撃吸収力アップ

オーリー着地の瞬間には、太ももに大きな負担がかかります。

前側(大腿四頭筋)と後ろ側(ハムストリング)をバランスよく伸ばすことで、膝への負担も軽減できています。

● 足首ストレッチ:しゃがみ動作の安定性を保つ

しゃがみ込みから跳ね上げる動作で重要なのが足首の柔軟性。

私は足首を前後左右に回したり、アキレス腱を伸ばして、滑りやすい足元を整えています。

● チューブトレーニング:ふくらはぎと足首周りの強化

チューブを使った抵抗運動で、ふくらはぎと足首周りのインナーマッスルを鍛えています。

地味な動きですが、バランス力や反発力の維持にとても役立っています。

週1回の練習でも成果は出る|オーリーの感覚維持法

黄色い背景に『週1でも飛べる!』という黒い文字と、右側にチェックマークのついたカレンダーのイラストが描かれたアイキャッチ画像

私は現在、週1回のオーリー練習だけで組コーンを飛べています。

無理に毎日やると、関節に負担がかかりすぎるからです。

大切なのは「体の回復を優先しながら、感覚だけは失わない」こと。

練習日の過ごし方

年齢とともに、回復力は確実に落ちていきます。

だからこそ、「練習日」をどう過ごすかがとても大事。

オーリーの感覚を維持するために、私が意識している週1回の練習スタイルをご紹介します。

● ウォームアップ:ストレッチ+プッシュ3周

いきなり飛ばず、必ず体を温めます。

プッシュやマニュアルで、脳に足を動くように教えてあげる感覚です。

年をとってくるととにかくアップに時間がかかります。

● 軽いオーリーで感覚チェック(10〜15本)

最初から高く飛ぼうとせず、軽くノーズを上げていく程度で、徐々に感覚を確かめていきます。

重心やテールの弾きをじっくり確認し、調子の良し悪しを測ります。

● 組コーンへ挑戦(多くても5本)

いけそうだと思った日だけ、組コーンにトライ。

多くても3本以内にとどめて、無理なチャレンジはしないようにしています。

● 終了後にアイシング+風呂

滑った後はすぐにストレッチをして体のメンテをしてあげます。また湯船で体を温めます。

「次の週も飛ぶため」のリカバリーは最優先です。

📹 動画で別角度の練習風景もご紹介

フルパワーじゃなくても「高さ」は出ます。リズムをつかむことが大事。

メンタルが9割。年齢を言い訳にしない工夫

左側に『オーリーはメンタルが9割』という黒い日本語の文字、右側に脳と電球が描かれた横顔のイラストが配置されたアイキャッチ画像

若い頃と比べると、体力も回復力も落ちます。

でも、一番の敵は「もう無理かな」と心が折れることです。

▼ メンタル整備のための考え方

「今日は飛べなかった」「年齢には勝てないかも」

そんなネガティブな気持ちと向き合うことも多いです。

それでも続けてこられたのは、心の整え方を自分なりに持てたから

ここでは、私が実践している“折れない心”の保ち方をお話しします。

● 「今日は滑れた」だけで合格!

練習がうまくいかない日でも、「ボードに乗った自分」をまず褒めます。

続けること自体が、最高のリザルトです。

● SNSやブログで自分の進捗を記録する

滑った日、飛べた日、悔しかった日。

それらを記録しておくと、後から「こんなにやってきたんだ」と自信になります。

● 他人と比べず、過去の自分と比べる

同世代の仲間がいないと、つい若い子と比較しがち。

でも、自分が数年前より滑れてるなら、それは進化です。

おじさんスケーターへ伝えたいこと

黄色の背景に『60歳を目指す おじさんスケーターへ』という黒い文字。右側には赤いキャップと白いシャツを着たおじさんスケーターがスケボーで赤いコーンを飛び越えているイラスト。

あなたが何歳であろうと、スケボーはあなたのものです。

▼ 伝えたい3つのこと

60歳を目前に控え、私は改めて思います。

「この挑戦をして本当によかった」と。

同世代のスケーターやこれから始める人に、ぜひ伝えたいことがあります。

最後に、私が心から感じている3つのメッセージを贈らせてください。

● 一歩でも進めば、それは成長

オーリーの高さじゃなく、気持ちの前進に目を向けてください。

1ミリの進歩も、大きな価値があります。

● 動画や写真で記録を残せば、未来の自分の支えになる

今日は「ちょっとマシだった」だけでもOK。

見返したときに、それが力になります。

● 続けることで、誰かの希望になる

誰かがあなたの姿を見て、「自分もやってみようかな」と思うかもしれません。

その連鎖が広がっていくと信じています。

まとめ|60歳でも組コーンは飛べる!

60歳でも組コーンは飛べる!

58歳の私は、今日もスケートボードに夢中です。

  • 故障を抱えながらも毎朝のケアで体を整える
  • 無理なく続ける週1回の練習
  • メンタルを整えて自分のペースで進む

この積み重ねが、60歳のオーリー成功へつながっていると信じています。

そして何より――

いつも一緒に滑ってくれる仲間の存在があるから、ここまで続けてこられました。

無理せず、でも諦めず。

「今日も一緒に滑ろう」と声をかけてくれる人がいるだけで、モチベーションは何倍にもなります。

心からありがとう。

これからも、歳を重ねても一緒にプッシュし続けましょう!

ぜひ、この記事を読んでくださったあなたも、年齢に負けないスケボーライフを楽しんでください。

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