スケートボードを楽しむ上で、トラックの重さは気になるところですよね。
特に初心者は、オーリ―のタイミングや高さがでない時には、軽いトラックを選ぶことで改善されることもあります。
軽快にスケートボードを操るには、トラックの重量が大きな影響を及ぼします。軽いトラックを使用すれば、より自由な動きが可能になります。
特に、ストリートやパークなどの狭い空間でスケートボードを楽しむ際には、軽量トラックの恩恵を大きく感じられるでしょう。
一方で、重量のあるトラックは安定性に優れ、高速走行時の安定性が高まります。しかし、操作性の面では劣ってしまいます。初心者やスピードよりも安定性を重視するユーザーにとっては、重量のあるトラックがおすすめです。
スケートボード軽量トラックのメリット
スケートボードのトラックを軽くすることには、様々なメリットがあります。まず、操作性の向上が大きな魅力です。軽量トラックは動きが軽快で、スムーズなターンが可能です。また、個人差はありますが、トラックが軽くなるため、オーリーなどのトリックにも高さがでます。
スケートボード軽量トラックのデメリット
スタンダードのトラックにもメリットはあり、回し技のエアーキャッチで足に当たる重みが安定感を生むこともあります。
また、トラックが軽すぎると地面との反発力も早く、その動きに合わせて自分の足も速く動かす必要があります。
例えば、私みたいな瞬発力があまりないおじさんスケーターだと、軽すぎるトラックでは疲れやすくなってしまいます。
そのため、一概に軽ければいいという訳ではありません。自分のスタイルや能力にあったトラックを選びましょう。
デッキサイズに合わせたトラックの選び方
スケートボードのデッキサイズに合わせたトラックを選ぶことが大切です。特に、太目のデッキ(8.25インチ以上)を使用する場合は、軽量なトラックがおすすめです。
スケートボードのデッキサイズは、トラックの選択に大きな影響を及ぼします。一般的に、デッキが太いほど、トラックのハンガーサイズも長くなり重量も増えます。
しかし、デッキサイズに合わせて軽量なトラックを選ぶことで、総重量を軽くすることができます
太目のデッキに軽量トラックをセッティング
スケートボードのデッキサイズを太くすると、デッキ全体の重量が重くなってしまいます。そこで、軽量なトラックを使うことで、デッキの重量を軽減することができます。
例えば、8.25インチ以上の太目のデッキを使う場合、インディペンデントトラックのスタンダードでは、144サイズのトラックがおすすめになります。。
インディペンデント144 は、重量が387gです。一方、同じ144サイズでも、軽量化された【FORGED HOLLOW 】は348gと、約39g軽量化されています。
つまり、デッキサイズを大きくしても、軽量トラックを使うことで、デッキ全体の重量を抑えることができるのです。
これにより、デッキをインチアップしても、違和感なくスムーズに滑ることができます。
つまり、デッキサイズを大きくしたことで増えた重量を軽量トラックで調整してあげるという事です。
デッキをインチアップしても、トラックを軽量化することで、違和感なく滑ることができます。
BRAND MODEL | 重量 |
インディペンデンSTAGE 11 144 HI | 387g |
インディペンデンSTAGE 11 FORGED HOLLOW 144 HI | 348g |
インディペンデンSTAGE 11 139 HI | 383g |
インディペンデンSTAGE 11FORGED HOLLOW 139 HI | 344g |
このように、太目のデッキに軽量トラックをセッティングすることで、操作性の向上、疲労の軽減、トリックの向上が期待できます。
スケーターのレベルやスタイルに合わせて、最適なトラックを選択してみましょう。
人気の3大トラックブランドの重さを比較
スケートボードのパーツの中でも重要な役割を果たすのがトラックです。トラックは、デッキとウィールを繋ぐ役割を担っており、スケーターの操作性や安定性に大きな影響を与えます。そのため、スケーターの多くがトラックのブランドにこだわりを持っています。
ここでは、最も人気の高い3大ブランド、INDEPENDENT、VENTURE、THUNDERの重さをランキング形式にしてみました。
INDEPENDENT TRUCKの重さランキング
INDEPENDENT(インディペンデント)は、1978年にカリフォルニア州サンフランシスコで創業された老舗のスケートボードトラックブランドです。長年にわたり、スケーターから高い支持を得ており、世界中で広く使用されています。
INDEPENDENTのトラックの特徴は、安定性と耐久性の高さです。ベースプレートやハンガーなどの主要パーツが頑丈に作られており、激しい使用にも耐えられる設計となっています。また、独自のキングピンシステムにより、スムーズな操作性も実現しています。
INDEPENDENTのトラックは、初心者からプロまで幅広いスケーターに支持されており、スケートボードの定番パーツの1つとなっています。
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STAGE | ハンガー | シャフト | キングピン | ベースプレート |
---|---|---|---|---|
STANDARD | スタンダード | スタンダード | スタンダード | スタンダード |
HOLLOW | スタンダード | 軽量中空 | 軽量中空 | スタンダード |
FORGED HOLLOW | スタンダード | 軽量中空 | 軽量中空 | 軽量 FORGED |
FORGED TITANIUM | スタンダード | チタン素材 | 軽量中空 | 軽量 FORGED |
順位 | モデル | 重量 |
---|---|---|
1 | STAGE 11 FORGED TITANIUM 139 HI | 322g |
2 | STAGE 11 FORGED HOLLOW 139 HI | 344g |
3 | STAGE 11 HOLLOW 139 HI | 352g |
4 | STAGE 11 FORGED HOLLOW 139 MID | 363g |
5 | STAGE 11 139 HI | 383g |
6 | STAGE 11 139 MID | 391g |
VENTURE TRUCKの重さランキング
VENTURE(ベンチャー)は、1980年代から続くサンフランシスコ発祥の老舗スケートボードトラックブランドです。安定感の高さから、初心者からプロまで幅広く支持されています。
VENTUREのトラックの特徴は、低重心設計と高い操作性です。ベースプレートやキングピンなどの主要パーツが軽量化されており、スムーズな操作性と安定性を両立しています。また、チタン素材を採用したモデルなど、軽量化にも力を入れています。
VENTUREのトラックは、スケートボードの基本性能を高いレベルで実現しており、多くのスケーターに支持されています。特に、ストリートやパークなどのテクニカルなスタイルに適していると評価されています。
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参考VENTURE TRUCK 口コミ レビュー 評判 実際に使ってみた結果 抜群の安定感は初心者におすすめ!
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モデル | ハンガー | シャフト | キングピン | ベースプレート |
---|---|---|---|---|
TEAM EDITIONS | スタンダード | スタンダード | スタンダード | スタンダード |
V-LIGHTS | スタンダード | スタンダード | 軽量中空 | 軽量 FORGED |
V-HOLLOWS | スタンダード | 軽量中空 | 軽量中空 | 軽量 FORGED |
V-TITANIUMS | スタンダード | チタン素材 | 軽量中空 | 軽量 FORGED |
順位 | MODEL | 重量 |
---|---|---|
1 | V-TITANIUM 5.2 HI | 309g |
2 | V-HOLLOW LIGHTS 5.2 LO | 326g |
3 | V-HOLLOW LIGHTS 5.2 HI | 329g |
4 | V-LIGHTS 5.2 LO | 344g |
5 | V-LIGHTS 5.2 HI | 349g |
6 | TEAM EDITIONS 5.2 LO | 370g |
7 | TEAM EDITIONS 5.2 HI | 372g |
THUNDER TRUCKの重さランキング
THUNDER(サンダー)は、1980年代から続くカリフォルニア発祥のスケートボードトラックブランドです。INDEPENDENTやVENTUREと並ぶ、スケートボード業界の3大トラックブランドの1つです。
THUNDERのトラックの特徴は、安定性と操作性の高さです。ベースプレートやハンガーなどの主要パーツが頑丈に設計されており、激しい使用にも耐えられます。また、独自のブッシュシステムにより、スムーズな操作性を実現しています。
さらに、THUNDERは軽量化にも力を入れており、チタン素材を採用したモデルなどを展開しています。これにより、スピード感のある走行が可能となっています。
THUNDERのトラックは、スケートボードの基本性能を高いレベルで実現しており、多くのスケーターに支持されています。特に、ストリートやパークなどのテクニカルなスタイルに適していると評価されています。
モデル | ハンガー | シャフト | キングピン | ベースプレート |
---|---|---|---|---|
TEAM EDITIONS | スタンダード | スタンダード | スタンダード | スタンダード |
LIGHTS | スタンダード | スタンダード | 軽量中空 | 軽量 FORGED |
TEAM HOLLOWS | スタンダード | 軽量中空 | 軽量中空 | スタンダード |
HOLLOW LIGHTS | スタンダード | 軽量中空 | 軽量中空 | 軽量 FORGED |
TITANIUM LIGHTS | スタンダード | チタン素材 | 軽量中空 | 軽量 FORGED |
順位 | MODEL | 重量 |
---|---|---|
1 | TITANIUM LIGHTS 3 147 HI | 288g |
2 | HOLLOW LIGHTS 2 147 HI | 299g |
3 | TEAM HOLLOWS 147 HI | 311g |
4 | LIGHTS 2 147 HI | 318g |
5 | TEAM EDITIONS 147 HI | 341g |
デッキサイズ:8.0インチに対するトラックの重さランキング
順位 | BRAND | MODEL | 重量 |
---|---|---|---|
1 | TENSOR TRUCKS | MAG LIGHT 5.25 LO | 263g |
2 | THUNDER TRUCK | TITANIUM LIGHTS 3 147 HI | 288g |
3 | TENSOR TRUCKS | MAG LIGHT GEOMETRY 5.25 HI | 288g |
4 | THUNDER TRUCK | HOLLOW LIGHTS 2 147 HI | 299g |
5 | VENTURE TRUCK | V-TITANIUM 5.2 HI | 309g |
6 | THUNDER TRUCK | TEAM HOLLOWS 147 HI | 311g |
7 | THUNDER TRUCK | LIGHTS 2 147 HI | 318g |
8 | INDEPENDENT TRUCK | STAGE 11 FORGED TITANIUM 139 HI | 322g |
9 | VENTURE TRUCK | V-HOLLOW LIGHTS 5.2 LO | 326g |
10 | VENTURE TRUCK | V-HOLLOW LIGHTS 5.2 HI | 329g |
11 | TENSOR TRUCKS | ALLOYS 5.25 HI | 331g |
12 | THUNDER TRUCK | TEAM EDITIONS 147 HI | 341g |
13 | INDEPENDENT TRUCK | STAGE 11 FORGED HOLLOW 139 HI | 344g |
13 | VENTURE TRUCK | V-LIGHTS 5.2 LO | 344g |
15 | KRUX TRUCK | K5 8.0 HI | 346g |
16 | VENTURE TRUCK | V-LIGHTS 5.2 HI | 349g |
17 | INDEPENDENT TRUCK | STAGE 11 HOLLOW 139 HI | 352g |
18 | ACE | CLASSIC 03 LO | 353g |
19 | KRUX TRUCK | K5 DLK 8.0 HI | 356g |
20 | ACE | AF1 33 LO | 362g |
21 | INDEPENDENT TRUCK | STAGE 11 FORGED HOLLOW 139 MID | 363g |
22 | ACE | CLASSIC 33 HI | 367g |
23 | VENTURE TRUCK | TEAM EDITIONS 5.2 LO | 370g |
24 | VENTURE TRUCK | TEAM EDITIONS 5.2 HI | 372g |
25 | INDEPENDENT TRUCK | STAGE 11 139 HI | 383g |
25 | ACE | AF1 33 HI | 383g |
27 | INDEPENDENT TRUCK | STAGE 11 139 MID | 391g |
参考:カルフォルニアストリート
スケートボードトラックの重さ比較まとめ
スケートボードのトラックには、軽量化されたモデルからスタンダードのモデルまで、さまざまな種類があります。トラックの重さは、スケーターの好みや使用目的によって異なりますが、一般的に軽量トラックとスタンダードトラックでは特徴が異なります。
まず、軽量トラックの特徴としては、操作性の良さが挙げられます。軽量化されたトラックは、素早い動きが可能です。また、スピード感も感じられるでしょう。一方で、重量感が少ないため、安定性に欠ける面もあります。
一方、スタンダードトラックは、安定性に優れています。重量感のあるトラックは、スケーターの足元を安定させてくれるため、特にスピードを出す際に有効です。また、着地の際のリカバリーにも優れています。
このように、トラックの重さによって特徴が異なるため、スケーターのスタイルや好みに合わせて選ぶことが重要です。
軽量トラックの選び方のポイント
スケートボードのトラックを選ぶポイントは次の通りです。
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軽量化されたトラックは操作性に優れますが、安定性に欠ける面があります。自分のスタイルに合わせて、適切な重量のトラックを選びましょう。
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チタンやマグネシウムなどの軽量素材を採用したトラックは、重量を抑えつつ強度も確保できます。
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トラックのサイズはデッキのサイズに合わせて選びましょう。サイズが合わないと操作性が悪くなります。
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有名ブランドのトラックは、品質と性能が高いことが多いです。信頼できるブランドを選ぶと良いでしょう。
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街乗りやパーク、ストリートなど、使用目的に合わせてトラックを選びましょう。
ポイントを押さえて、自分に合ったトラックを選んでみてください。軽量トラックを上手く活かせば、スムーズな操作性と高いパフォーマンスが得られるはずです。