どうも、好太郎です。「気になる情報発信局」へようこそ。
スケート歴は10年、でもブランクは15年。若い頃は毎日のようにパーク通いしてましたが、気づけば50代。体力は確かに落ちたけど、その分ギアにはちょっとこだわりを持てるようになりました。
最近またデッキに足を乗せるようになってから、パーツ選びの奥深さにハマってます。
今回は、スケーター界で注目度がグングン上がっている「THUNDER TRUCK(サンダー トラック)T-II」について口コミや評判を中心に掘り下げていきます。
サンダーといえば、クイックなターンと軽さが魅力の老舗トラックブランド。
そんなTHUNDERから2024年に登場したリマスターモデル「T-II」は、単なるバージョンアップじゃなく、ジオメトリーからベースプレートの設計までフルリニューアル。
ハンガーの形状、ベースの角度、ブッシングの組み合わせまで全てが見直されています。
この記事では、実際に使用しているライダーの声やネットで集めた口コミ、そして個人的に気になったポイントをまとめて紹介していきます。
こんな人に読んでほしい:
- 昔スケートしてたけど、久々に復帰しようとしてる人
- トリックより乗り心地や安定性を重視したい人
- ウィールバイトに悩まされてる人
- 次に選ぶトラックに悩んでいる人
それでは、「THUNDER T-II」が本当に“買い”なのか?
オジサン目線で、でもスケーターらしい本音でレビューしていきます!
ジオメトリーってなに?スケートトラックにおける意味
スケートボードの世界で「ジオメトリー」という言葉を聞くと、ちょっと難しく聞こえるかもしれません。でも、じつはとても大切なポイントなんです。
ここで言う「ジオメトリー」とは、スケートボードのトラック(足回りのパーツ)の形や角度、サイズのバランスのことを指します。
たとえば、次のような部分がジオメトリーに関係しています:
- ハンガーの角度(キングピンとの角度)
- ピボット(支点)とベースプレートの設置位置
- トラック全体の高さや幅
- ターンしたときの反応の鋭さ
トラックの「形のバランス」がちょっと変わるだけで、カーブのしやすさ、安定感、トリックのやりやすさが大きく変わるんです。
THUNDER TRUCKの「T-II」では、このジオメトリーがゼロから見直されています。今までの乗り味をそのままに、より深くてスムーズなターンができるように調整されています。
つまり、ただの「デザイン変更」ではなく、「走り・操作性・トリック性能」を根本から進化させるための“設計の再構築”なんです。
THUNDER TRUCK T-IIの悪い口コミ レビュー 評判
まずは気になる悪い口コミからチェックしていきましょう。T-IIは全体的に高評価が多いですが、実際に使ったスケーターの中には、以下のような不満も挙がっています。
・ブッシュが硬すぎて馴染むまで時間がかかった
・『高さが上がった分、若干クセがあるターン感覚になった』
・ハンガーの滑りが良すぎて、逆に戸惑った
ブッシュが硬すぎて馴染むまで時間がかかった
最初に多かったのが「ブッシュがちょい硬め」という声。
T-IIには90DUのシングルテーパードボトムブッシングと100DUのクリアピボットブッシュが搭載されていて、これが安定性を出す反面、乗り始めに少しクセを感じる人もいるようです。
ただ、これは言い換えれば「長く使えるしっかりした足回り」とも言えるし、ブッシュ交換でカスタムの幅が広がるとも取れます。
筆者も5セッションほどでグニャリと馴染んできて、そこからの安定感は抜群でした。
高さが上がった分、若干クセがあるターン感覚になった
これも正直、昔のTHUNDERに慣れてる人ほど感じやすい部分かも。T-IIは『54mmのアクスルハイト』で、従来の52mmより2mmアップ。
この差がターンの起点や感覚に影響することもあるようです。
でもこの車高アップはウィールバイトの軽減や大径ウィール対応っていう恩恵もあるので、デッキセッティングを見直すと一気に乗りやすくなるはず。
筆者もライザーなしで54mmウィールを組んでもバイト知らずです。
ハンガーの滑りが良すぎて、逆に戸惑った
「ベースプレートが滑りやすすぎる!」という声もちらほら。T-IIはノーズスライドやブラントなどのトリック時に、『ベースプレートが先に当たる構造』にリデザインされてるので、慣れないうちは「アレ?」ってなることも。
でもこの構造があるからこそウィールの抵抗が少なく、トリックが滑らかに決まるんです。慣れればむしろ「戻れない」レベルのフィーリング。
これがT-IIの最大の進化とも言えるポイントでしょう。
THUNDER TRUCK T-IIの良い口コミ レビュー 評判
続いて、実際に使っているスケーターからの良い口コミを紹介します。T-IIはリマスターされた設計と新しいジオメトリーによって、多くのユーザーから高評価を得ています。
・『レスポンスが速くて、ターンが気持ちいい』
・スライドが滑らかで引っかかりがない
・『車高が上がっても違和感なく馴染んだ』
・軽いのにガッチリしてて安心感がある
・『新品なのにすぐ足にフィットした』
レスポンスが速くて、ターンが気持ちいい
T-II最大の魅力のひとつがリマスターされたクイックターンジオメトリー。これがマジでキレッキレ。昔乗ってたTHUNDERよりも、ターンの初動が速くて“グイッ”と入る感覚があります。
ストリートだけじゃなく、バンクやミニランでも反応の良さが活きてくるので、滑りながら“オレまだいけるな”って思える一本。反応が良い分、体力が落ちても少ない力でラインが組めるのが嬉しいポイント。
スライドが滑らかで引っかかりがない
新しいT-IIは『ベースプレートが丸みを帯びた形状』に進化。ノーズスライドやブラントスライドの入りがスムーズで、ウィールが引っかかる感じがかなり減っています。
トリックが決まる気持ちよさはもちろん、「引っかかって前に吹っ飛ぶ」っていう恐怖心がなくなるのもデカい。久々にスケボー復帰した人にはかなり安心感のある仕様です。
車高が上がっても違和感なく馴染んだ
高さが54mmになったことで心配だったのが「高すぎて不安定にならないか?」ってとこ。けど、実際に乗ってみると、逆にスタンスが安定してくる感じがあります。
これはボトムブッシングの硬さとジオメトリーのバランスが絶妙だからこそ。デッキの角度にも影響しづらいので、普段通りに組んでそのまま調子良く乗れました。
軽いのにガッチリしてて安心感がある
T-IIのハンガーには高品質アルミと補強設計が採用されていて、軽さと強さを両立してるのがスゴい。軽いトラックってどうしても“しなる”印象があるけど、T-IIは安定感バッチリ。
ランディングの時にグラつきがなくて、オーリーやキックフリップも安心して出せる感じ。大人スケーター的にはこの「安心して踏み込める感」はポイント高いです。
新品なのにすぐ足にフィットした
T-IIに搭載されてる『100DUピボットブッシュ』と『90DUのテーパードボトムブッシング』の組み合わせは、ほんとに初乗りから気持ちいい。
最初からある程度しなってくれる感じがあって、“新品のガチガチ感”がないんです。数回滑ればもう「ずっと使ってた」くらいの馴染み感。
昔のTHUNDERと比べてもフィーリングの出方が断然速いです。
THUNDER TRUCK T-IIの機能や特徴
ここからは「T-IIって実際どんなトラックなの?」って人のために、特徴をガッツリまとめていきます。従来のTHUNDERとは似て非なる進化系。特に注目したいポイントをピックアップしました。
ジオメトリーを全面リマスター
T-IIの最大の変化は、THUNDER特有の『クイックターン・ジオメトリー』をベースに、構造を完全再設計していること。
ターンの起点が速くて、しかも深く曲がれる仕様になってるので、ストリートの細かい動きにぴったり。トリック中に体勢を崩しそうな場面でも、足元がグイッと反応してくれるんで安心して踏み込めます。
昔のTHUNDERに慣れてるとちょっと違和感あるかもしれませんが、その“違和感”がアップデートの証。新しい滑り方に順応する楽しさを味わえます。
高さが2mmアップ。でも扱いやすい
T-IIは従来の52mmから54mmの高さに変更されています。これによりウィールバイトをしっかり軽減してくれる設計です。
「ちょっと高いかな?」と思う人もいるかもしれませんが、ホイールベースが短めに設定されているので、テールの当たりも早くて、扱いやすさは健在。
実際に滑ってみると違和感が少なく、セッティング次第でノーライザーでも全然OK。54mmウィールでガンガン攻めたい人にも合います。
スライド性能が進化したベースプレート
新しいベースプレートは、角が丸みを帯びた形状に変更されています。これが滑り系トリックで効果を発揮。
特にノーズスライド、ブラント、テールスライドなどで、ウィールが先に引っかかるリスクが減って、よりスムーズに流れる感覚が得られます。
ベースが当たってからウィールが接地する構造だから、グラインドのロック感もアップしてて、全体的にトリックが安定しやすい印象です。
新型ブッシングでレスポンスと安定性を両立
T-IIには新開発の『90DUシングルテーパードボトムブッシング』と『100DUクリアピボットブッシュ』を搭載。
これが絶妙で、「レスポンス重視か?安定性重視か?」って永遠のテーマを両立しちゃってるんです。
乗り始めからグニャっと馴染むフィーリングがありつつ、フルプッシュでもガタつかずにビシッとラインキープできる。これ、地味に大人スケーターにめちゃくちゃありがたいポイントです。
耐久性も進化。軽量なのにタフ
THUNDER T-IIは、高品質なアルミニウムと補強構造によって、軽さとタフさの両立に成功。
従来のモデルよりハンガー部分が強化されていて、フリップのランディングでもしなりにくい作り。長く乗れるし、自分の足に馴染んできた頃にヘタらないってのはありがたいですよね。
ちなみに重量は147 HIで約357g。数字だけ見るとそこそこですが、実際に組んで乗ると「軽っ!」って感じるくらいバランスが取れてます。
THUNDER TRUCK T-IIのメリット、デメリット
T-IIは確かに優秀なトラックだけど、どんなギアにも「合う・合わない」はあるもの。ここでは実際に使って感じたメリットとデメリットを正直にまとめました。スケーター目線で、自分のスタイルに合うかどうかの参考にしてみてください。
メリット:とにかくレスポンスが速くて軽い
T-IIに乗ってまず感じたのが、『ターンの反応速度』。まるでデッキと身体が一体化したようなレスポンスがあって、「あ、これ好きなやつだ」ってなりました。
軽量だけどしっかりした剛性があって、踏み込んだときの反発も気持ちいい。プッシュも軽くて、移動中に足が疲れにくいのは、我々世代にはかなりありがたいポイントです。
さらにベースプレートの改良により、スライドやグラインドの精度も上がってるので、テクニカルなトリックを狙う人にもおすすめです。
メリット:ウィールバイトを軽減できる車高
地味だけど超重要なのがこの点。高さが54mmになったことで、ウィールバイトによるストレスが激減。
筆者は54mmのソフトウィールをつけてライザー無しで試してみましたが、バイトゼロで快適に乗れました。これだけでストリートもパークも安心して滑れるし、トリックに集中できます。
オールドスクール系のセッティングにもマッチするので、復帰組にもフィットしやすい仕様です。
デメリット:価格がやや高め
T-IIは税込11,880円(ペア)と、トラックとしてはやや高価格帯。初めてトラックを買う初心者や、パーツ交換に慣れてない人には少しハードルが高く感じるかもしれません。
ただ、価格に見合う品質とパフォーマンスは間違いなくあるので、「一度良いトラックを使ってみたい」と思っている人にはおすすめです。
デメリット:初期状態は少し硬めの乗り味
これは好みにもよるけど、新品の状態だとブッシュが若干硬めです。自分の滑り方に合うように、数回のライドで馴染ませるか、自分好みのブッシュに交換してカスタムするのが前提になるかも。
ただ、最初の硬さを乗り越えると一気に足になじんでくるので、そこまで心配はいりません。自分仕様に育てていく感覚があるのも、T-IIの魅力のひとつです。
デメリット:スライドの軽さに慣れが必要
ベースプレートの丸みや構造変更によって、スライドがかなり滑らかになっています。これが逆に「滑りすぎて戸惑う」という人も。
特にハンガーが当たる感覚に慣れている人は、『ウィールが引っかからない分、スピード感が違う』と感じるかもしれません。
でもこれは一度慣れると病みつき。筆者も最初はビビりながらブラント入れてましたが、今では「この感覚じゃなきゃ物足りない」ってなってます。
THUNDER TRUCK T-IIをおすすめする人しない人
T-IIは間違いなく優れたトラックですが、どんなスケーターにも万能というわけではありません。ここでは、筆者が実際に使ってみて「この人には向いてる」「こういう人には別の選択肢もアリかも」と感じたポイントをまとめました。
おすすめする人:キレのあるターンとレスポンスを重視したい人
T-IIの一番の持ち味は『反応の早さとターン性能』。だから、デッキを思い通りにコントロールしたいスケーターにはピッタリです。
「もっとライン取りをキレ良くしたい」「コーピングや縁石で精度を上げたい」という人にはまさにベストチョイス。クイックに動くから、細かいトリックの練習にも向いています。
また、昔スケボーやってて最近また再開した人にもおすすめ。安定感があるのでブランクを感じさせない乗り心地に驚くはずです。
おすすめする人:グラインドやスライドを多用するスタイルの人
ハンガーの形状やベースプレートの丸み、ホイールの干渉を抑える設計など、T-IIはトリック特化型のトラックと言っても過言ではありません。
ノーズスライドやブラント、クルックなどのトリックが安定して決まりやすくなるので、「トリックの成功率を上げたい」「滑りをスムーズにしたい」と考えている人にはドンピシャです。
おすすめしない人:ゆったりクルージング中心の人
T-IIはレスポンスの速さと操作性重視の設計なので、クルーザーに取り付けてのんびり街乗り…という用途だとオーバースペックかもしれません。
グイグイ反応してくるぶん、リラックスしたライディングにはやや神経を使う場面も。クルージング専用デッキにはもっとマイルドなトラックの方が合う場合もあります。
おすすめしない人:とにかくコスパ重視の人
正直、T-IIは11,880円(税込)という価格帯で、エントリーモデルと比べると高めです。
「とにかく安くパーツを揃えたい」という人には、もっと価格を抑えた選択肢もあります。
ただし、長く使えるトラックを探している人にとっては、結果的にT-IIは“コスパが良い”選択肢にもなり得ます。耐久性が高いので、すぐに買い換える必要がなく、トータルで見ればむしろお得なケースも。
THUNDER TRUCK T-IIの購入方法と価格
T-IIは現在、公式オンラインストアや大手スケートショップで購入可能です。
筆者も今回はネットで購入しましたが、ショップによってはポイント還元や送料無料のキャンペーンもあるので、タイミングを見て狙うのもアリ。
サイズ展開は「147 HI」「148 HI」「149 HI」の3種類。それぞれの適合デッキ幅は以下の通り:
- 147 HI:7.875 ~ 8.125インチ
- 148 HI:8.125 ~ 8.375インチ
- 149 HI:8.375 ~ 8.625インチ
価格は税込11,880円(1セット2個入り)。ちょっと高く感じるかもしれませんが、耐久性と性能を考えれば十分納得の価格。むしろコスパがいいと感じる人も多いはず。
スケートショップで直接相談しながら選ぶのもいいですが、ネットだとサイズ在庫が豊富なので、こだわりのある人にはおすすめです。
取り付け方と調整のコツ
THUNDER T-IIの取り付けは基本的に通常のトラックと同じですが、ジオメトリーがやや特殊なので、セッティングにちょっとしたコツがあります。
デッキとの組み合わせ
自分のデッキサイズに合わせてトラック幅を選ぶのが基本ですが、T-IIはホイールベースが短めに設定されているので、いつもよりハンガーサイズを1段階広めにしても安定感が出やすいです。
ブッシュ調整のポイント
初期状態のブッシュは少し硬めなので、「もうちょいルーズにしたいな」って人はキングピンを軽く緩めるだけでかなり変化します。ゆるめすぎるとターンが不安定になるので、1/4回転ずつ様子を見るのがコツ。
ライザーとの相性
高さがある分、ライザーは基本的に不要ですが、56mm以上のウィールを使う場合や、よりカービーな動きが欲しい人は3mm程度の薄型ライザーを入れるとよりフィットします。
Q&A
Q. T-IIは初心者でも使えますか?
A. はい、操作性が良く安定感もあるので初心者にもおすすめです。ただ、ブッシュが少し硬めなので、最初は少し慣れが必要かもしれません。
Q. インディやベンチャーと比べてどうですか?
A. T-IIはレスポンスとターン性能重視、インディはフラットな安定感、ベンチャーはバランス型。細かいトリックに強いのはT-IIと言えるでしょう。
Q. ブッシュを交換する場合、どんな種類が合いますか?
A. デフォルトの90DUが硬めなので、柔らかめが好みなら85~88DUあたりのオーソドックスな円形ブッシュが相性良し。自分の乗り方に応じて調整すると◎。
Q. 体重が重い人でも使えますか?
A. ハンガーの剛性が高いので、80kg以上のスケーターでも十分使えます。むしろ体重がある人ほど、このトラックの安定感と反発力が活きてくるはず。
Q. スライドが滑りすぎて怖いと感じたらどうすれば?
A. 最初は戸惑うかもしれませんが、タイヤや接地の角度で滑り具合は調整可能。ウィールを少しソフト寄りにするだけでスライドのキレも変わります。
THUNDER TRUCK T-II 口コミ レビュー 評判まとめ
THUNDER TRUCKの最新モデル「T-II」は、長年スケートを続けてきたベテランスケーターはもちろん、久しぶりに板に乗る復帰組にも心強い一本です。
ジオメトリーの刷新によるクイックなターン性能と、スライド時のスムーズな接地感は一度使えば手放せなくなるレベル。ハンガーの剛性やブッシュの進化など、細かい部分まで抜かりなく仕上げられています。
価格は少し高めですが、そのぶん得られる性能と安心感はピカイチ。むしろ「最初からこれにしておけばよかった」と思える完成度です。
デッキの操作性をワンランク上げたい人や、安定感と反応のバランスを求める人には、間違いなくおすすめできるトラックです。
滑り出しから馴染むこのフィーリング、ぜひあなたも体感してみてください。
『一度乗ったら戻れない、THUNDER T-IIの世界へ』